「普通のヨガとどう違うの？」
ヨーガをしているというと、必ず、
「ヨーガをしている＝カラダが柔らかい」
というイメージを持たれてしまいます。
ヨーガを習っている方でも、
ヨーガ＝アーサナ（ポーズ）と考えている人がほとんどです。
ピラティスやエアロビと同じ、
ダイエットや健康目的という認識です。
でも、ヨーガを行っている方は
「ヨーガはストレス解消」
「ヨーガをすると気持ちがいい」
（理屈がわからなくても）口をそろえて言います。
ヨーガとは？
ヨーガとはいったい、
何なのでしょうか？
なぜ、私も含め、
たくさんの人々をとりこにしているのでしょう？
ヨーガが生まれた約4500年前のインダス文明の時代は、
疫病や戦争でしんでいく人々が多く、
生きていくということは
自分の思い通りにならないことばかりでした。
そういうストレスがある環境の中で
自分を見失わずに、
心をコントロールすることで
心や身体の調子をととのえるためにうまれました。
では、約5000年たち、
医療も発達している２１世紀の現代に、
なぜ、ヨーガが必要とされているんでしょう？
聖典ヨーガ・スートラの第１章－２節には、
「ヨーガとは心素のはたらきを止滅することである」と書かれてあります。
少し、難しいですね。
簡単に言うと
「今ここに集中すること」
ヨガをしているときは
過ぎ去った過去も、
まだ来ていない未来も
関係ありません。
雑念を捨てて
執着を手放し、
今ここだけに集中すること
ヨガの語源はサンスクリット語の「yuj
（馬にくびきをかける、馬と馬車をつなぐ、結合するなどを意味する動詞）」です。
ヨガという言葉には、
心と体、魂が繋がっている状態を表しています。
アーサナ、呼吸、瞑想を組み合わせて、
心身の緊張をほぐして、
ストレスから解き放ってくれます。
「呼吸」
普段意識すること無く呼吸をしていますが、
呼吸は心と深く繋がっています。
緊張すると、
呼吸は浅く乱れています。
息は「自分の心」と書きます。
自分の心の状態が、
知らず知らずに呼吸に出ています。
心と呼吸は繋がっているからです。
この時、想像します。
お風呂にゆったり入っている時、
大好きなペットと過ごしている時を。
呼吸は深くゆっくり安定してきます。
「アーサナ」
深い呼吸とともに、
普段は動かさない筋肉や肩甲骨、背骨などを
意識して動かします。
血液の流れがよくなり、
体の中の老廃物が体の外に排出されます。
また、体の柔軟性を高めることで、
健康的になっていきます。
身体のみならず、
心や脳、内臓、神経まで意識を向け、
それらの声を聞くことがポイントです。
ポーズには、
立って行うポーズ、
座って行うポーズ、
寝て行うポーズがあります。
それぞれの中に、
ひねる、伸ばす、曲げるといった動きを加えていきます。
「瞑想」
約5000年前の古代インドでは、
ヨガの起源は、瞑想から始まっています。
呼吸やポーズは、瞑想の実践をより深めるためのステップでもあります。
呼吸によって集中力を養い、
ポーズによって瞑想に適した身体をつくり、
瞑想に必要な心と身体を整えることができるのです。
まずは、ゆっくりとまぶたを閉じ、
心を静かにしてみましょう
リラックスした姿勢で
大きく息を吸って、
止めて、吐いてと、
呼吸を意識してみてください。
普段感じることのない心臓の鼓動を
感じることができませんか？
普段の雑念を取り除き、
無心な状態から自分の内なる声に耳を傾けると、
本当の心の声が聞こえるようになります。
瞑想中は変遷意識と言って、
身体はリラックスし、
意識は覚醒した状態になります。
ヨガをすることにより
心の働きをコントロールできるようになれます。
複式呼吸やアサナ（ポーズ・体操）、
瞑想などを用いて
心を平静にしていきます。
ヨガとは、
より良く生きるための智慧を教えてくれる、
大きな地図です。
まず自分の現在地を知ることから始めます。
ヨーガをすることにより
今に集中することができる。
雑念をいれず、今だけに集中することはとても大切。
自分の体とこころを
客観的に観ることができるようになれば、
そのどちらもコントロールすることが可能になり、
地図上の目的地への歩みが明確になると考えています。
Yoga Laboでは、
自分の体とこころを繊細に観ることができるような時間を持てるように、
緊張しない環境作りを心がけています。
ハタヨガ 、呼吸法に、
大きなヨガの話や日常で行える
ヨガ的思考・行動についてもお伝えしています。
呼吸法では、
自分の呼吸をコントロールするための
各種呼吸法をお伝えします。
呼吸器官の機能を活性化し、
呼吸をコントロールできることにより
感情や感覚に引っ張られない日常を目指していきます。
